AI作曲
AIを使えば、数分で曲の形ができます。でも、その曲が本当に映像や会社、人の想いに合っているかは別の話です。

今は、SunoやUdioのような音楽生成AI、ACE StudioのようなAIボーカル制作環境が登場し、ものすごいクオリティの音楽を短時間で作れる時代になりました。
だから「もうミュージシャンはいらないんじゃないか」と言われることもあります。もちろん、AIだけで十分な場面はあります。
ただ、実際に仕事で使う音楽を作ろうとすると、話はもう少し複雑です。
ワンクリックで曲ができる時代になりました
文章で雰囲気を伝えるだけで、歌や伴奏がついた曲が返ってくる。楽器が弾けなくても、自分の歌詞にメロディーをつけられる。以前なら考えられなかったことです。
予算の関係でオリジナル曲を諦めていた中小企業や個人の方にも、その人のための音楽を届けやすくなりました。イベントで一度だけ使う曲、プレゼンやSNS動画に必要な曲も、現実的な予算と時間で検討できます。
AIを使って初めて自分の歌を作れた人もいます。それは、とても大きな価値だと思っています。
でも、映像にぴったりの音楽を説明できますか
例えば、とある映像があったとして、あなたはそこにぴったりの楽曲が分かるでしょうか。
なんとなく頭に浮かんだイメージを、言葉で再現できるでしょうか。
「明るい曲」「ロック」「感動的な曲」と言っても、人によって思い浮かべる音は違います。年代や地域、テンポ、楽器、リズム、コード、声の距離感まで変われば、同じ言葉でも別の音楽になります。
AI作曲で重要なのは、長いプロンプトを書くことだけではありません。
誰のために、どこで使い、聴いた人にどう感じてもらいたいのか。
ここを一緒に整理し、音楽の言葉へ置き換えることが必要です。
AI作曲でも、プロの手が必要になるところ
1. 欲しい音楽の条件を整理する
お客さんの話を聞きながら、「ただ明るいのではなく、少し寂しさもある」「派手さより会社の誠実さを伝えたい」といった曖昧なイメージを、音楽の条件に置き換えます。
2. AIへ音楽的な指示を出す
ジャンル名だけでなく、テンポ、編成、音色、リズム、展開、歌い方などを具体的に考えます。AIに対する語彙は、音楽を聴き、演奏し、作ってきた経験から生まれます。
3. 生成後に選び、直し、仕上げる
AIから出てきたものをそのまま納品するとは限りません。用途に合う曲を選び、必要に応じて構成や音を整え、ミックスやマスタリングを行います。
4. 権利と利用条件を確認する
AIサービスの規約やダウンロード条件、販売先・配信先のルールは変化します。仕事で使う場合は、商用利用の条件や納品方法まで確認する必要があります。
歌詞は、文章だけでは完成しません
お客さんが自分で歌詞を書いて持ってきてくれるのは、すごくありがたいことです。自分が参加した作品には、それだけ大きな意味が生まれると思っています。
ただ、歌詞には言葉の長さ、アクセント、譜割りがあります。メロディーに対して文字数や音の数が大きくずれると、AIが作っても人が歌っても、不自然になりやすいです。
資料から歌詞を作ることもできますが、ピンポイントで作る時は、お客さんの中から言葉を出してもらうことを大切にしています。対面やオンラインで話を聞きながら、その人らしい言葉を見つけ、歌として成立する形に整えます。
AIに向いていること、まだ難しいこと
AIを活かしやすいこと
- 短時間で複数の方向性を試す
- BGM、ジングル、テーマ曲のたたき台を作る
- 歌詞から歌入り楽曲を作る
- 権利を確認できる素材を使い、別ジャンルの案を試す
- 予算や納期に合わせて制作方法を組み立てる
人の判断や作業が必要なこと
- 曲の一部分だけを狙って直す
- グルーヴ全体を細かく作り直す
- 生演奏で作るべき曲を判断する
- ストリングスや楽器を実際に録音する
- 歌詞の譜割りや歌いやすさを整える
- 権利を確認し、用途に合う形で納品する
AIで無理なことは無理だと判断します。全部をAIに寄せるのではなく、生演奏や従来の制作方法の方が合う場合は、その方法をご提案します。
お客さんと一緒に作ります
僕がAI作曲を仕事として行う時は、対面やオンラインでお客さんと話しながら作ることが多いです。
何が欲しいのか、まだきれいに言葉になっていなくても大丈夫です。話を聞きながら、必要なものと、いらないものを整理します。
伴 建介は、日本AI音楽学会(JAIMS)の正会員です。また、日本Suno AI作曲家協会(JSAC)の活動にも参加してきました。AIでできることと、音楽家が手を入れるべきところの両方を見ながら進めます。
こんなご相談に対応できます
- 会社やお店のオリジナル曲を作りたい
- 映像・CM・SNS動画に合うBGMが欲しい
- イベントや舞台で使う音楽を短期間で用意したい
- 自分の歌詞を歌にしたい
- AIで作った曲をプロの耳で仕上げてほしい
- どのAIサービスを使えばよいか相談したい
- AIを使うべきか、生演奏で作るべきか判断してほしい
- 商用利用や納品方法を含めて相談したい
何を頼めばいいか分からなくても大丈夫です
「AIで音楽を作ってみたい」
「自社の仕事で、どんな使い方ができるのか知りたい」
「頭の中にイメージはあるけど、うまく説明できない」
そのくらいの段階からで大丈夫です。どこまでAIを使い、どこから人の手を入れるかも、具体的にお話しします。
音のことを幅広く相談したい方へ
AI作曲だけでなく、効果音、録音、楽器、PA、映像との組み合わせまで、何が必要か分からない段階から整理できます。

