イベント音源を会場へ渡すときのファイル形式と注意点

イベントで使う音源が完成しても、会場で正しく再生できなければ意味がありません。USBに曲を入れて渡すだけでは、再生順や音量、開始位置が分からず、当日の混乱につながることがあります。

会場の担当者が迷わず扱える形に整えて渡しましょう。

まず会場の指定を確認する

WAVとMP3のどちらを使うかは、一律に決めず、会場やPA担当者の指定を確認します。一般にWAVは非圧縮で制作・再生に向き、MP3は容量が小さく確認用に便利です。ただし、再生機器や運用方法によって対応形式が異なります。

サンプリング周波数やビット深度の指定がある場合もあります。映像に埋め込む音なのか、音響卓から別に再生するのかも伝えます。

ファイル名で用途が分かるようにする

「完成版」「最終版2」のような名前は、現場では混乱の原因になります。番号、場面、曲名、長さ、版の違いを入れると分かりやすくなります。

例:

  • 01_開場BGM_30min.wav
  • 02_オープニング映像用_60sec.wav
  • 03_受賞者登壇_ループ可.wav
  • 04_エンディング_司会かぶせ可.wav

日本語ファイル名を使えるか、会場へ事前に確認しておくと安心です。

頭出しと終わり方を確認する

再生ボタンを押した直後に音を出したい場合、ファイルの先頭に不要な無音がないか確認します。逆に、機材の都合で短い余白が必要なこともあります。

曲の最後は、完全に鳴り終わる版、自然にフェードする版、司会の声の下で続けられる版など、用途に合わせます。「どこで止めてもよい曲」なのか「最後まで再生する曲」なのかも明記します。

音量を曲ごとにばらばらにしない

複数の出所から集めた音源は、再生したときの大きさが大きく違うことがあります。現場で毎回急いで調整するのではなく、事前に並べて確認し、必要ならマスタリングや音量調整を行います。

ただし、会場の最終音量はリハーサルで決めます。パソコンやイヤホンでちょうどよくても、大きな会場では印象が変わります。

バックアップは媒体と担当を分ける

同じUSBを二本用意するだけでなく、会場の再生機、持ち込みパソコン、オンライン保管など、現場に合う予備を用意します。誰が原本を持ち、誰が再生するのかも決めます。

イベント用オープニング音楽制作とライブ・イベントの音響相談では、音源の制作から会場への受け渡し、キューシートの整理まで相談できます。音のことならなんでも伴ちゃんへ、会場資料や進行表をお持ちください。

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