AI作曲を始める前に、AIに3つ質問してもらう――「未定」を勝手に埋めない依頼づくり
僕は、思いついたことを、まず口頭でAIに話す使い方をしています。きれいに文章をまとめてから頼むより、話しながら整理する方が、自分には合っています。
授業では、AIを使ったカフェBGMづくりと自由作曲も扱いました。音楽を作る入口が広がる中で、今回は操作の前にできる工夫として、AIに質問してもらい、依頼の条件を整理する方法を提案します。この質問手順を授業で検証したという報告ではありません。
いきなり曲の説明を完成させなくていい
「かっこいい曲が欲しい」と言えても、テンポや楽器までは決められない。そんなときは、AIに長いプロンプトを書かせる前に、聞き役を頼んでみます。
作りたい音楽の条件を整理したいです。まだ作曲やファイル作成はしないでください。①誰が何をしている場面で聴くか、②一番大切にしたいこと、③すでに決まっている使用条件、の順で、一つずつ質問してください。分からないことは「未定」のまま残し、あなたの提案は僕の決定と分けてください。最後に短い依頼メモにしてください。
これは対話のための独自の依頼例です。特定のAI製品の機能や、音楽サービスとの接続を前提にしていません。相談内容は、公開して差し支えない情報や、架空の条件からでも整理できます。
質問に答えると、何を決めていないかも見える
以下は、授業やお客様との会話を再現したものではなく、架空のカフェBGMの例です。
- 誰が、何をしている場面?昼間のカフェで、お客さんが会話をしている。
- 一番大切にしたいこと?会話を邪魔しないこと。歌のない音楽にしたい。
- 決まっている使用条件は?店内で使う予定。必要な長さ、曲数、納品形式はまだ分からない。
ここでAIが「30分、ジャズピアノ、WAVで納品」と補えば、それらしくは見えます。でも、本人が決めた条件ではありません。音の候補を出してもらうことと、未定の仕様を確定することは分けておきたいです。
依頼メモは「決定・提案・未定」の3行から
会話の終わりには、文章の上手さより、誰が決めた条件なのかを確認します。先ほどの例なら、こう整理できます。
- 決定:昼の店内で、会話を支える歌なしのBGM。
- 提案:柔らかい鍵盤を中心にする案。まだ採用とは決めていない。
- 未定:総尺、曲数、納品形式、実際に使うための利用条件の確認。
最後のメモを読み、提案が決定に書き換わっていないか確かめます。未定の項目が残れば、後で人に制作を相談するときも、相談したい部分が分かります。自分用の自由作曲なら、「まず好きな音を探したい」という目的から始めても構いません。
制作を依頼する前に確認したい項目全体は、公開済みのAI作曲をプロへ相談するときのチェック項目にまとめています。今回は、その項目をまだ埋められないときに、AIを聞き役にして会話を始める工夫です。
条件が見えたら、音にして確かめる
Sunoの公式インストゥルメンタル制作ガイドでは、場面や気分、楽器、テンポなどを言葉で伝え、歌なしの設定を使う流れが説明されています。思った方向と違えば、説明を直して再生成し、一度に変える判断を絞る考え方も紹介されています。
ただし、依頼メモが整ったことと、希望どおりの曲ができたことは別です。生成した音を聴き、残したい点と変えたい点を決めます。具体的な音の伝え方は、公開済みのSunoでBGMを作るコツで詳しく紹介しています。
制作の段階は「候補を作る」、修正の段階は「採用したい方向を絞る」、公開の段階は「使用先と利用条件を確認する」。仕事に使うときは、その時点のプラン、ダウンロード条件、入力素材の許諾、最新の利用条件を確認します。Sunoの有料契約の権利に関する公式説明でも、商用利用権の付与と著作権保護の保証は分けられています。
何を頼むか決まっていない段階から
AIに、最初から立派な答えを出してもらわなくてもいい。分からないところを質問にしてもらうだけで、次に考えることが見えます。
「曲が欲しいけれど、何を伝えればよいか分からない」という方は、LIVETOWINのAI音楽制作・活用相談をご覧ください。使う場面と今あるイメージから、一緒に整理できます。
公式情報の確認日:2026年11月3日。本文の質問・依頼メモは説明用の提案で、この文章での生成や特定機能の実機検証を報告するものではありません。機能、画面、提供条件は変更される場合があります。


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